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  • Sumida City

    作詞:アンリ 作曲:アンリ 編曲:Adimus

    【アンリによる曲解説】
    「Sumida City」は僕がすみだをテーマにしてつくった最初の曲で、誕生したのはAdimusの結成よりかなり前になります。当時さくラは墨田区をPRする非公認キャラクターとしていろんなイベントに出演し、エレキギターを披露しまくっていたので、僕は「さくラのギターを存分に活かしたすみだの歌」を作りたいなと考え始めていました。そんな中、さくラのテレビ出演時にジュリーがサポートで同行してくれたので、出演後の帰りの車の中でその構想を伝え、ボーカルで参加してもらえないか打診したところ即OK。「レイジ(rage against the machine)みたいなヘヴィーなリフに『Oh!Oh!』って歌がのってて洋楽っぽいんだけど、歌詞をみたら王貞治の『王』になってて実はすみだのPRになってるようなやつとかどう?」「くっだらねー(大爆笑)!それ絶対やろう!」そんなやりとりから生まれたアイデアたちを真剣に形にした渾身の1曲です。

  • 横綱 -YOKOZUNA-

    作詞:アンリ 作曲:アンリ 編曲:Adimus

    【アンリによる曲解説】
    両国国技館があるのは墨田区横網一丁目なんですが、この『横網(よこあみ)』っていう町丁名、ほんと奇跡ですよね。遠くから大相撲の観戦にいらっしゃった方の多くは、その住所を見て「町丁名が『横綱(よこづな)』なんて、さすが大相撲の聖地だ」と感心するので、この事実をお伝えすると唖然とします。まるで勝ちを確信したと思いきやうっちゃりをかけられ逆転負けを喫した力士のように。そう、相撲は国技館に入る前に既に始まっているのです。待ったなしです。どすこい。
    余談ですが、THE ALFEEが1996年に発表した『倖せのかたち 〜Send My Heart〜』というミディアムバラードがありまして、この曲はタイトルが「倖せのかたち」なので、倖せのかたちとはどんなものかじっくり歌い聞かせてくれるのかと思いきや、サビのド頭の歌詞が「倖せのかたちにとらわれず」っていういきなりタイトル全否定な内容になっていて、「こんな手法もアリなんだ」と非常に衝撃を受けたのを覚えています。「横綱」というタイトルなのに、サビのド頭の歌詞が「横綱じゃない」というタイトル全否定な内容になっているのは、タイトル全否定手法を僕に提示してくれたTHE ALFEE大先輩へのリスペクトを込めたオマージュなのです。

  • 首都ランナーズ東京

    作詞:アンリ 作曲:アンリ 編曲:Adimus

    【アンリによる曲解説】
    ついに2017年から東京マラソンのコースに墨田区が加わります。墨田区密着ヴァナキュラー系ロックバンドのわれわれとしてはぜひ盛り上げに貢献したい、ということでランニングソングを作成させていただきました。この曲は「はじめて東京マラソンに挑戦する社会人ランナー(独身・恋人なし)」を想定してつくられていますが、ランナーに限らず目標に向かって都会で走り続けるみんなを応援する曲に仕上がっています。われわれも実際に走っている気分になって曲のアレンジを進めました。デモテープの段階では、最後のサビのあとすぐに曲が終わっていく構成だったのですが、まるで走りきってゴールした途端すぐに止まってしまうような印象であったため、「いろんな想いを持って走ってきたんだから、ゴールした後にその達成感や余韻に浸る時間を設けよう!」ということで、3:28〜3:49の部分が加えられました。僕はここを「ウィニングラン」と呼んでおり、Adimus史上最もエモい演奏が聴ける部分だと思っています。

  • 10

    作詞:アンリ 作曲:アンリ 編曲:Adimus

    【アンリによる曲解説】
    1945年3月10日未明に起きた東京大空襲。現墨田区の大部分を含む東京の下町が広範囲にわたって焼失し、およそ10万人の方が犠牲となりました。あのような惨劇が二度と起こらないためにどうすればよいか。この地に住むわれわれは常に考え、発信していく使命があると思っています。僕も微力ながら想いを込めてこの曲を製作させていただきました。「なるほど、これは平和ソングなのか。」いいえ、これは平和ソングではありません。誤解を恐れずに言うと、僕は「平和」という言葉が好きでない、もう少し言うとアテにならないと思っています。「平和」は「正義」と同じで、人によって定義が違うため、どうしても色がついてしまうからです。本当に目指すべきものは「共存」で、そのための方法を考え続けよう、ということがこの曲に込めた想いです。よって一言で言うなら「共存ソング」です。

    「10」というタイトルについて
    タイトルの意味について何度かご質問をいただいたので、ここで軽く解説させていただきます。上でも述べましたが、「平和」や「正義」は人によって定義が違います。互いに違うのだからすぐに「共感」することはできないでしょうが、せめてお互いに違うことを「理解」することは必要ですよね。でも概念の違いを理解するのって実はすごく難しい。僕にできることがあるとしたらわかりやすい例え話くらい。ということで例えの題材に選んだのが「10」という数字です。
    人間は指を折りながら数を数えます。指を全部折ったら「10」です。人間は5本と5本で10になるんですが、例えばバルタン星人が同じ要領で数を数えたとすれば2本と2本で10になります。「それくらいわかるよ。4進法だろ?」という声が聞こえてきそうですが、概念の違いを理解するためには「4進法」という表現では不充分と言えます。というのも、バルタン星人にとっては、1、2、3の次が10になるのだから、彼らの定義では4なんて数は存在しないからです。「4進法」というのは、人間が使う10の概念の中だけで通じる呼び方ということですね。人間が10進法なのと同じく、バルタン星人もまた彼らの定義で10進法なのです。それぞれの10は、なんらかの自然の法則で導き出されたものではなく、自分たちの指の数によって便宜上決まった内輪のルールに過ぎないのだから、どちらか一方が正しい基準というものではなく、どちらも中身は違えど平等な概念だということがわかりますね。誰もがそう思える世界、つまり「5と5でも10になる、2と2でも10になる、みんな○になる」世界になるといいな、というのがこの曲のテーマです。

  • ファン・ダン・タン feat. おつかれやまちゃん

    作詞:アンリ 作曲:アンリ 編曲:Adimus

    【アンリによる曲解説】
    Adimusとしては珍しく、この曲にはがっつりギターソロが入っています。
    ギターソロといえば、ハードロックやヘビーメタル等でよくある、手クセで弾きまくるドヤ感たっぷりなソロもそれはそれで魅力的なのですが、ちゃんと歌詞のストーリーの一部になっている情景描写的なソロが僕はとても好きです。例えばB'zの『Crazy Rendezvous』では、強引にドライブに付き合わされて本気で怒っていた助手席の女性が、車中のやり取りの中でだんだん男性に惹かれていき曲の終盤ですっかりラブラブになっていく変化の様子が、言葉として歌われる代わりに間奏のギターソロでちゃんと表現されています。僕はTak Matsumotoのあのソロを聴くと、車の窓から見える遠い横浜の夜景の明かりが目に浮かぶのです。
    そんな偉大な情景描写的ギターソロを目指し、今回の曲ではCメロの歌詞にあるとおり「真夏の空で華咲き街を彩る」隅田川の花火をイメージしてソロを製作しました。このソロをお聴きになったみなさんが、花火によって彩られたすみだの街をイメージしていただけたら幸いです。

  • さくラさく

    作詞:アンリ 作曲:アンリ 編曲:Adimus

    【アンリによる曲解説】
    東京オリンピック・パラリンピックにおいて、ボクシング競技の除外が危惧されていましたが、2019年6月のIOC総会でボクシング競技の開催が正式に決定したことを受け、祝福ソングとして作成しました。
    最後の方に出てくる「タッカラプトポッポルンガプピリットパロ」というフレーズは、漫画『ドラゴンボール』でナメック星の神龍を呼び出すときの合言葉なのですが、このフレーズをこれほどキャッチーに歌に取り入れることに成功したのは私が初めてではないかと自負しています。

  • ドラゴンさくラじゃない

    作詞:アンリ 作曲:アンリ 編曲:Adimus

    【アンリによる曲解説】
    解説というか、タイトルの内容が全てです(笑)。さくラは「ドラゴンさくラ」と誤って呼ばれることが本当に多いんです。さくラには「下町ドラゴン」という冠言葉というかサブネームがあって、それをつければ「下町ドラゴンさくラ」で、つけなければ「さくラ」なのですが、なぜか高い確率で「ドラゴンさくラ」と呼ばれてしまいます。「そんなに気にするほどのことじゃないだろ。」と言われそうですが、例えばスーパー戦隊だってサブネームをつけて「科学戦隊ダイナマン」か、つけずに「ダイナマン」で呼ばれているはずで、「戦隊ダイナマン」って呼ばれたらすごく違和感があると思うんですよね。とにかくオフィシャルに「ドラゴンさくラじゃない」って伝えることが必要かなと思ってこの曲をつくりました。レコーディング中、こんなくだらない内容の歌を真面目に録音していることが面白くなってきて、ハイトーンのシャウトを入れたり、間奏にドラゴンが炎を吐くような効果音を入れたり、曲の最後に「(ドラゴンさくラが)むしろ正解」とつぶやいたりしていますが、全て悪フザケで大した意味はありません。

  • Walk This Way(cover)

    作詞・作曲:Steven Tyler、Joe Perry

    【アンリによる曲解説】
    Adimusのメンバーで何か有名な曲のカヴァーをやってみようというノリになり、結果的に僕が推したAerosmithの「Walk This Way」を演奏することになりました。ご存知のとおり既にたくさんミュージシャンにカヴァーされている曲ですが、どのカヴァーにおいても、だいたいあのドラムフレーズから始まり、あのギターリフが重なってくる、という流れなので、それ以外のアプローチでいきましょう、とメンバーに伝えました。というのも、あの流れだと原曲へのリスペクトは伝わるかもしれませんが、どうしてもオリジナルのインパクトを超えられないのです。例えばQUEENの「We Will Rock You」をカヴァーする場合でも、イントロをまさにあの音で「ドン・ドン・チャッ」ってやっちゃったら、もう絶対に本家には対抗できないですから。とかまあそんなことをみんなに話したうえでバーンとやってもらったらこんな感じになりました。なんとアカペラのラップから始まり、途中からドラムのフィルが重なってきたと思いきや、ブレイクしてあのギターリフへ。歪んだ音でミュート気味に弾くイメージしかなかったこのフレーズを、クランチ程度でカッティング気味に弾いているのは初めて聴きました。メロはオリジナルではギターで入っている16分の単音フレーズをベースで入れて徐々に盛り上げていき、4つ打ちでキャッチーなサビから一転して間奏はあのメインリフをヘヴィーなユニゾンでキメる。正直ここまでやるとは思っていませんでした。Adimusメンバーのフレキシブルなアレンジスキルがこの2分程度に集約されていると言っても過言ではないと思います。

  • LIVE@azumabashiFEST2015

    墨田区役所前の親水テラスで毎年夏に開催されているイベント「吾妻橋フェスト」のステージに出演させていただいたときの様子です。2015年夏に始動したAdimusにとってこれが初ライヴでした。